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エスカレーターは歩かない設計 [日記]

エスカレーターは、関西は左側を空け、それ以外は右側を空けるの常識で空いた側は、急いでいる人のための歩く場所だと思っていたが、どうやら違うらしい。

エスカレーターは本来は歩かないのがルールだという。

日本エレベーター協会によると、エスカレーターは本来立って、ベルトをつかんで乗る事が前提で安全基準がつくられているという。

エスカレーターの1段ごとの踏み面は階段より大きいため歩くとつまづきやすいのだ。

エスカレーターで躓くと、周りを巻きこみ大事故になる事もある。

日本エレベーター協会では、事故の調査を5年ごとに取っているが、2008年~09年の2年間に発生した事故件数だけでも、1200件あり、その前の5年間の統計よりも1.8倍に増えている。


5年で集計すると凄い増え方になっているのだろう。

現在では、事故防止のために、JR東日本など鉄道25社は「手すりにつかまって」と呼びかけるキャンペーンを実施している。

しかし、あまり効果はないように思われる。

遠回しに歩かないようにという事らしいが、その意図は乗客には伝わっていない。

階段がなくエスカレーターしかない場所もあり、歩行禁止までは呼びかけていないのだ。

実際、鉄道会社の本音では、ラッシュ時には歩いてもらわないとホーム上の人がはけないという事情もある。

1歩すすんで横浜市営地下鉄では、歩行禁止を呼び掛けるポスターを貼っているが、今の所、目立った効果はないという。

片側を空ける習慣はいつから始まったのだろう。


ルーツはイギリスのロンドンで混雑解消のために役人が考えたという。

日本では長いエスカレーターが登場しはじめた70年代から普及してきたらしい。

阪急電鉄では、一時期「お急ぎの方のために左側をお空けください」と放送を流していた事もあった。

これは阪急電鉄だけでないだろう、他の鉄道会社でも聞いた覚えがある。

しかし、本当に全員が手すりにつかまって乗るのを徹底させたいのなら、片側を空けないで歩かないで下さい。とアナウンスをするべきだろう。

これでは、中途半端ではないだろうか?

なまじっか、このエスカレーターの安全基準を知った人が片側を空けないでベルトにつかまって乗っていたとしよう。


そこへ急いでいる人が歩いてくると邪魔になるから、下手をすると喧嘩になる事もあるだろう。

これは、誰に責任があるとすれば中途半端なアナウンスをする鉄道会社にあると言わざるを得ない。

どうするのか、鉄道会社は黒白つける時が来ていると思うのだが。


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